★カマタ マユ★オーディション調査員手記

 今回のリサーチ相手はマユちゃん。大きなレジャープール で遊んでいる彼女を、利用者のフリをして追っかけるのだが、お友達の「ナルちゃん」って子がかなりアクティブで、流れるプールやらウォータースライダーやら、とっかえひっかえ遊んでいるため、私は追いかけられるようにプールサイドを歩いているしかなかった。
 仕事とはいえ今回の調査は過酷だ・・・プールのジュース高いし。

マユ「なるちゃぁん。待ってよぉ〜・・・。」

ナル「早くしてよぉ!!次はあの『滝トンネル』行こう!」

 半泣きでフラフラのマユちゃんを尻目に、ドタドタと、サンサンと照っている太陽から生まれたようなはしゃぎようで駆け回るナルちゃん。

ナル「マユちゃん!ほらほら!修行僧!!

マユ「しゅぎょうそうって・・・。」

 滝をモチーフにしたシャワートンネルで、両手を合わせてお坊さんの ポーズをとるナルちゃん。だが、今のマユちゃんは実際の修行僧より過酷そうな表情をしている。

 今回マユちゃんを狙ったのは偶然だ。ショートボブでおとなしそうで 可愛らしかったので、あとは変な性癖でもあればいいと思ったのだが。・・・なんだか性癖とかは無さそうだ。そろそろ帰ったほうがいいだろうか・・・。

マユ「ナルちゃん、そろそろ帰ろう?開館から5時間も遊んでるんだよぉ?」

ナル「あ!マユちゃん!向こうにゲームコーナーあるよ!?」

マユ「・・・」

ナル「これで最後だからぁ!ゲームしたら帰るの!」

マユ「じゃあもうプールおしまいね?」

ナル「うん!おしまいなの!!」

 そう言うと、その場でフリフリのビキニ系水着をおもむろに脱ぎだす ナルちゃん。マユちゃんは声を裏返しながら慌てふためく。

マユ「ひゃぁああ!ナルちゃん!はしたないよぉ!!」

ナル「だって、水着濡れてて蒸れちゃうんだもん!」

 周囲の視線をものともせず、下まで脱いでスッポンポンになってしまった。小さな防水バッグからタオルを取り出すと、ブンブン振り回しながら店内に闖入。

ナル「うはぁ!!すんずすぅぃいいぃいい!!」

マユ「ダメぇ!」

 慌てながらナルちゃんに続いて自動ドアを通るマユちゃん。 私も続いて入室する。冷房の冷気が汗を冷やして、一呼吸置く。

マユ「なるちゃぁああん・・・。」



 周囲の視線も気にせず、威勢良く太鼓ゲームで遊ぶナルちゃん。
ナル「おもしろぉおおおおおおおい!!マユちゃんも2プレイヤーに 入って!!」

マユ「そんなことより水着穿いてよぉ・・・!ハダカはまずいってぇ・・・(汗」

ナル「何言ってんだよ〜。ほら、ちゃんと絆創膏貼ってあるでしょ?」

 見てみると、割れ目の部分に肌色のテープが・・・。

マユ「そんなのまかり通らないよぉ〜・・・

 腰をくねらせながら太鼓を叩くナルちゃん。肛門をチラチラと晒しながらキャイキャイ騒いでいる。ギャラリーも少しずつ集まってきた。
 この子、かなりシビアな歳だしなぁ・・・まだ生えてないけど さぁ・・・。

ナル「わしょ〜いい♪\(・∀・)ノ」

マユ「わしょいじゃなくてぇ・・・みっともないから着てよぉ〜・・・(大汗」

   マユちゃんがナルちゃんを無理くり引っ張り、後半上手く叩けずに太鼓ゲームも終わってしまった様子・・・。

ナル「あぁ〜!うまくいってたのにぃ〜!!」

マユ「上手くいってたじゃないよぉ・・・早く一旦ここ出てから着ようよぉ!」

 「あ、君達ぃ!」

 今が話しかけるチャンスだ!この子はもしかしたらオーディションに ぴったりかもしれない!

「ポニーのキミ、お名前は?」

ナル「ん?大城南流です!大きいお城に南に流れるって・・・。」

マユ「わっ!すいませんおばさん! 今着せますから逮捕しないで下さいぃ!!」

「おば・・・。」

カマタ マユ→訂正→★大城南流★





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